若者が求めるのは「罪悪感のない甘さ」
ここ数年、スイーツの世界では「美味しい」だけでなく「ヘルシー」と「映え」を両立させた商品が注目されています。特に10代・20代は、健康志向を持ちつつもSNSでシェアできるビジュアルを重視。こうしたニーズが、新たなスイーツトレンドを生み出しています。
注目のスイーツトレンド5選
1. グリークヨーグルトのアレンジ
高たんぱく・低脂肪のグリークヨーグルトにフルーツやグラノーラを合わせた「ギリシャ風デザート」がブーム。美容やダイエット効果が期待でき、透明なカップに盛り付ければSNS映えも抜群です。
2. 進化系カヌレ&チュロス
定番のフランス菓子カヌレやチュロスが、クリームやチョコで大胆にアレンジされて再注目。中には「チュロス×カヌレ」など異なるスイーツを掛け合わせた新作も登場し、話題性の高さから若者を惹きつけています。
3. アサイーボウルの再ブーム
ハワイ発祥のアサイーボウルは、フルーツたっぷりで彩りが美しく、栄養面も優秀。かつての流行が再び勢いを増し、トッピングの多様化で個性を出す楽しみ方も広がっています。
4. ヴィーガン&グルテンフリースイーツ
動物性食品を使わず、米粉やオートミールなどを活用したヴィーガンスイーツが広がりを見せています。アレルギー対応や健康志向に加え「地球に優しい」という点も共感を呼び、若い世代の支持を集めています。
5. “映え”を意識したハイブリッドスイーツ
「クロッフル(クロワッサン×ワッフル)」や「ティラミスパンケーキ」など、既存のスイーツを組み合わせた“ハイブリッド”が人気。見た目のインパクトが強く、SNSで拡散されやすい点が大きな魅力です。
トレンドの背景
- 健康志向の高まり:美容・ダイエットに敏感な世代は「糖質控えめ」「高たんぱく」に注目。
- SNS文化:食べ物は「味」だけでなく「写真映え」が重視され、投稿が消費行動につながる。
- 新しさへの欲求:定番スイーツでも「新しい組み合わせ」や「意外性」があると話題になりやすい。
今後の展望
2025年以降は、さらに「パーソナライズされたスイーツ」への関心が高まると予測されます。たとえば、栄養素をカスタムできるヨーグルトバーや、自分好みのトッピングを選べるボウル型スイーツなど。
“美味しい・健康的・映える”の三拍子がそろったスイーツは、今後も若者の食文化の中心に位置づけられていくでしょう。
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